今年も届きました。

新建ハウジングさんが発行している「住宅産業大予測2020」。

住宅業界を待ち受ける近未来について、マクロ市場、ミクロ市場、マーケティング、トレンド、経営論、商品開発などなど、とても多角的に分析されています。

しかも未来の道標まで提言してくれているので、住宅業界に従事する方にとっては必読必携の一冊です。

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いろいろ面白い記事がたくさんありましたが、今回一番共感したのが「小さな工務店こそプロダクトアウトで行くべき」という提案。

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市場ニーズに合わせて商品開発したり価格設定したりするのが「マーケットイン」。

企業側が売りたい商品を市場に出すのが「プロダクトアウト」。



ここ最近は(✕)プロダクトアウト (◯)マーケットイン というのが一般的な風潮になっていましたが、小さな工務店に限ってはこれは逆だと断言します。



自分たちが造りたい家とはどんなものなのか?
        +
その家がどんな人の役立ちになるのか?
そしてその人は何に悩んでいるのか?
        +
その家づくりを他社に任せておけない理由は何なのか?
        +
この考え方に共感・賛同してくれるお客さんはどれぐらいいるのか?
        +
その数で会社の経営はまかなえるのか?



という「USP」を苦しみぬいて考えることが必須条件ではありますが、「こういう家を広めたい!」という工務店視点と、「そういう家を待ってたんだ!(気づいてなかったけど)」という消費者視点を炙り出すことさえできれば、あとはマーケティングのチカラでこの2つをつなげることは可能です。



「せっかく」小さな工務店を経営してるんだから、もっとワガママになっていいんです。

そのワガママが「社会と"特定の"消費者のため」であればいいんです。


市場自体が先細りしていく住宅業界。

未来の方向性に迷っている工務店さんは、ぜひこの「住宅産業大予測2020」を読んでみてください。


ヒントと勇気をもらえると思います。




住宅産業大予測2020
三浦 祐成
新建新聞社/新建ハウジング
2019-12-21







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