定期的に読みたくなる漫画。

藤子不二雄A氏による「まんが道」の続編、「愛…しりそめし頃に…」。

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子どもの頃に漫画家を目指していた私にとって、若き日の藤子不二雄さんや石ノ森章太郎さん、赤塚不二夫さんたちの夢と希望と挫折を描いた「まんが道」はバイブルと言っても良い漫画です。

手塚治虫さんへの憧れ、兄貴分となる寺田ヒロオさんへの信頼と別れ、同じ道を目指して切磋琢磨していく仲間たちのエピソードなど、聖地トキワ荘時代のエピソードが生々しく描かれていて、何度も何度も読み返したものです。

その続編となる本作は、藤子不二雄Aさんと数々の女性との出会いが描かれており、神格化されている大御所漫画家たちの「人」としての喜怒哀楽を追体験することができます。

数々の名作を通じて、当時の少年少女たちの人格形成に大きな影響を与えた大先生たちも、その等身大の日常は市井の自分たちと変わらない青春を送っていたことを知れて、なんだかほっとする気持ちにさせられる名作です。

藤子F不二雄先生は青年コミックで世の不条理を描いていましたが、A先生による本作は人間讃歌のストーリー。

同じA先生による「笑うせえるすまん」とは180度違う描き方で、もしかするとA先生の根本は性善説なのかなと思えます。

前回読んでからしばらく年月が経っているので、今読めばまた新たな発見があるかもしれません。

コツコツと読み進めていきたいと思います。





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