みなさんは「タイポグリセミア現象」という言葉をご存知ですか?



わはがいは ねこあでる。
なえまは まだない。
どこでうれまたか とんと けんうとが つかぬ。
なんでも うすらぐい じめじめしとたころで ニャーニャーないていたとこだけは きおくしいてる。



夏目漱石の「吾輩は猫である」の冒頭文ですが、単語のはじめと終わりだけそのままで、中のひらがなをところどころ入れ替えています。

文章はめちゃくちゃなんですが、それでもなんとなく読めてしまいますよね。
この現象のことを「タイポグリセミア現象」というんだそうです。

人間は一字一句文章を読んでいるわけではなく、単語をひとつのまとまりとして認識して、効率的に読み飛ばしていることが分かります。

人間の認識能力ってすごいんですね。
文章を書く立場としては複雑ですけど(笑



さて、その「タイポグリセミア現象」を利用した企業広告が注目を浴びていました。


【「だじいな おらしせ」――広告の文字を並べ替えたら、老舗店のどら焼きが大ヒット】
IT media ビジネス 


 712


記事中にもありますが、この広告が「おもしろい」と話題になり、爆発的な販売につながったそうです。

素人には「ばれない」ような細かな改良点をクイズ形式にしたことはもちろん、その「ばれない」をうまく表現するためにタイポグリセミア現象に目をつけた企画者のアイデアの勝利ですね。


お金をかけなくても知恵を絞れば売上につながる良い広告ができる。
私も肝に銘じたいと思います。





000
「人気ブログランキング」に挑戦中。
今日の順位は何位でしょう??
よければ【こちら】をクリックして応援してください!




工務店の売上アップのお手伝い。
ホームページ制作、パンフレット制作、理念づくりならブレークスルーアカデミー