「モノ売り」と「コト売り」。
もう何年も前から言われている考え方なので皆さんご存知かと思います。
■モノ売り・・・商品の価格や性能といった「モノ」の特徴をアピールする
■コト売り・・・その商品を使うことでどんな「コト」が起きるかをアピールする
理性に訴えるのがモノ売りで、感性に訴えるのがコト売りという言い方もできます。
そのコト売りで有名なのが1997年のHONDA「ステップワゴン」のCM。
(懐かしいので動画を貼っておきます)
「こどもといっしょにどこいこう」。
シンプルなキャッチフレーズですが、軽快な音楽とともに日曜日に子どもを乗せて家族でワイワイ出かける「コト」を想像させることで、たくさんの人やキャンプ用品を乗せられる広い空間をアピールしています。
もしこのCMが「モノ売り」をしていたなら、「子どもを乗せても十分広いステップワゴン」というようなありきたりのキャッチフレーズになっていて、20年後も記憶に残ることは無かったはずです。
さてそんな「モノ売り」と「コト売り」。
先日買った伊右衛門のペットボトルに、通常よりも100ml増量していることをアピールするシンプルながら秀逸な「コト売り」のコピーがついていました。
普通に「モノ売り」をするなら、「今なら100ml増量!」とか「たっぷり飲める!」といったコピーになると思いますが、伊右衛門はどんなコピーで「コト」を伝えたのでしょうか。
せっかくなので皆さん考えてみてください。
・・・いかがでしょう。
良い「コト売りコピー」が思い浮かびましたか?
正解はこちらです。
「ごゆっくり」。
たった5文字のコピーですが
お茶=リラックスしたい時に飲む=量が増えた=ゆっくり寛いでくださいね
という「お茶」の本質を伝えた、100万円もらっても足りないぐらいの素晴らしいコピーだと思います。
クライアントの皆さんも「コト売り」に苦労される方が多いのですが、身近にある良い実例を見つけるアンテナを立てておけば、あちこちにヒントが隠されているものです。
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