「おしりだって、洗ってほしい。」(TOTO ウォシュレット)
「カゼは、社会の迷惑です。」(武田薬品 ベンザエース)

などの有名コピーを作ったことでお馴染みの仲畑貴志さん。
昭和の日本を言葉の力で彩った、私の尊敬するコピーライターです。

その仲畑さんの広告に対する考え方や、数々のキャッチコピーの実例がたっぷり掲載されている本を見つけたので思わずまとめ買い。

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本の題名にもなっている
「みんなに好かれようとして、みんなに嫌われる」
というコラムから一部抜粋。


商品価値の届き方も、みんな(100パーセント)に近付くほど一般性を持たざるを得ないし、その分だけ平均凡庸となる。消費者側からすると、私のためのモノやコトという特定感も希薄になるため、所有欲も喚起されにくくなるに違いない。

(中略)

したがって、「みんなに愛される企業」や「みんなに愛される商品」というのは幻想であるし、「みんなに好かれる広告表現」というものも無いのである。



要は、商品特性をすみずみまで理解し、ターゲットをはっきり絞り、そのターゲットに届くコピーを考えなければ響かないということだと思うのですが、これがなかなか難しい。

何が難しいといって、その考え方をクライアントに納得してもらうのが一番難しい。

キレイな言葉の方がその場のウケがいいですし、制作側もクライアントのOKをもらうために妥協してしまうこともしばしば・・・

クライアントを説得できない言葉が人の心を打つことなんて無いと肝に命じるためにも、この2冊の本は一生のバイブルになりそうです。



スマホで見るホームページ。
インスタ映え。

ビジュアルの要素がとても大きくなってきた現代だからこそ、言葉が持つ力を大事にしていきたいと思います。



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