不動産屋の営業マンをしていた20代。
そもそも自分自身が「売りつけられる」ことが嫌いだった私は、「モノを売りつける」営業そのものに夢中になれませんでした。

しかし独立して10年以上経つ今、営業はめちゃくちゃ面白いと思っています。
そう思えるようになったのは、「売る」ことをやめて「きく」ことしかしなくなったから。

お客さんを知るために聞く。
お客さんを好きになるために聴く。
そんなお客さんの悩み事を共有するために訊く。

この最後の「訊く」が自分なりに出来るようになってから、営業に対する嫌悪感はどこか彼方に飛んでいってしまいました。



ところが工務店さんが行なっている営業研修の内容をお聞きすると、いまだに「まずは着座してもらって特徴を説明しよう」とか「自社の特徴をこの順番で伝えよう」とか「他社との差別化はこうやって話そう」といった『売り込み営業』の色合いが強いようで、なんだかもったいないな…と思ってしまいます。


営業は相手への関心がすべて。
そのためには質問力を高めないと何も始まらない。


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クライアントさんの営業職のみなさんにはぜひ読んでいただきたい本です。









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