チラシの構成の仕方は何パターンもありますが、中小企業が作る際に効果的なのが「悩み解決型」のチラシです。
いきなり自社商品の宣伝をするのではなく、
1.ターゲットを絞り
2.そのターゲットに呼びかけ
3.新事実を教えてあげて
4.そのターゲットの悩み事を自社製品で解決する
という、お役立ち提案のストーリーが出来上がるのが特徴です。
健康食品のチラシを例にあげると、
■1.ターゲットを絞る
・加齢とともに若い頃には考えられなかった現象が起こるようになってきた・・・と感じているシニア世代
■2.そのターゲットに呼びかける
・「最近、こんなことが起こってませんか?(大変ですよね)」
・「あなたの身にこんなことが起こることをご存知でしたか?(他人事だと思っていませんか?)」
■3.新事実を教えてあげる
・その原因は●●にあるんです。
■4.そのターゲットの悩み事を自社製品で解決する
・そこで弊社の商品で、その原因を取り除きます(悩み解決)
という流れになります。
昔からあるオーソドックスな構成ですが、「自社の商品が誰のどんな悩みを解決するのか?」を真剣に考えないとストーリーすら作れないので、お役立ちビジネスが向いている中小企業にとっては非常に有効なテクニックとなります。
その「悩み解決型チラシ」のお手本とも言える構成の仕方をしているのが、サントリーウエルネスさんの健康食品のチラシです。

テキストで分解していくと、こんなストーリーになっています。
■1.ターゲットを絞る
・いつまでも若々しくいたいけど、身体の衰えが気になるシニア世代
■2.そのターゲットに呼びかける
・「この頃、人の名前が出てこない…鍋の火をつけたままにした…鍵をかけたか不安になる…(そんなことありませんか?)」
・「からだは、呼吸するたびに年をとっていきます。」
■3.新事実を教えてあげる
・その原因は、知力をサポートするオメガ脂肪酸が年齢とともに減っていくこと。毎日補うことが大切。
・その原因は、りんごの切り口が変色していくように酸素に触れること。酸化に強いごま油が効果的。
■4.そのターゲットの悩み事を自社製品で解決する
・そこで弊社の商品で、その原因を取り除きます(悩み解決)
消費者の悩みと、企業が提供する商品が対になっていることがよく分かります。
この悩み解決型チラシのポイントは、「気づき」を与えること。
あなたの悩み事の原因はこれなんですよ!
と気づかせてあげることで、企業側の話に耳を傾けてもらうことができます。
我が社の商品の特徴はこれだ!
という「自社=主人公のチラシ」を作っている方は、「お客さん=主人公・自社=主人公の悩みを解決する黒子」というポジションを意識してみてください。
自社商品が持つ新たな魅力が見えてくるはずです。

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