読者の方から「会議の進行についてもう少し詳しく知りたい」という依頼がありました。

私自身まだまだ手探り状態ですし、実際にその進行が良かったかどうかは参加者の皆さんが決めることなのでノウハウ化するのは時期尚早かとも思いますが、自分がやってることを見える化する良い機会なので少しずつまとめてみたいと思います。

備忘録的な記事になるかと思いますがご容赦ください。


000b



■弊社が行なう会議の目的


まず私が行なう会議は、クライアントの社員さんの「考えるチカラ」「伝えるチカラ」を引き出し、それを伸ばすことを目的としています。 


「考えるチカラ」とは、

・ゼロからのプロジェクトを成功させるストーリーを描ける【仮説力】
・「そんなことはできない」ではなく、「できるとしたらどうするか?」を楽しめる【楽観力】
・自社や自分、他人の良いところを探し出せる【探求力】

の3つ。


「伝えるチカラ」とは、

・その商品を心の底から喜んでくれる人を想像できる【空想力】
・チラシやホームページ、営業トークに活かす【情報発信力】
・うまく伝わらなかった時は自分のやり方を変えればいいと思える【自己責任力】

の3つです。



ざっくりまとめると、

現状を突破(ブレークスルー)できる能力を身につける

ことが目的になります。




■現状突破のために邪魔になるもの


現状を突破(ブレークスルー)するためには、

・現状を疑い
・新たな考え方と行動を生み出す


ことが必要になるのですが、これを組織に定着させるためには大きな壁があります。

それは、人は本能的に【現状を変えることを好まない】ということ。



たとえ弊社に会議の進行やコンサルティングを依頼してくれるような前向きな経営者や役職者であっても同じです。

現状突破をすることで今まで自分たちがやってきたことをひっくり返される可能性があるので、自分たちの功績やポジション、存在意義を守るために「無意識の防衛本能」が働いてしまうのです。


しかもあくまで「無意識」なので、本人たちは至って前向きに経営や会議をしているつもりなのが厄介なところ。


自覚症状がないため、

「ウチは大丈夫。社員にはいつも積極的に意見を言うように促してるから」

と他人事としてとらえてしまう経営者や役職者の方が多いのです。




そんな方にとってはこの記事の内容もピンと来ないと思うので、「御社が現状突破を本能的に拒んでいる会社かどうか」を判別するひとつの特徴を挙げておきます。


その特徴とは、

「ウチの社員は大人しくて意見を出さない」

という悩みを持っていること。



そんな会社の会議にお邪魔すると、必ず以下の共通点があります。

若手社員さんが勇気を持ってアイデアを発表したとしても、

「いや、それは無理でしょ」
「現実を分かってない」
「それは過去にやってダメだった」


といった否定から入ってしまうのです。



つまり、

「ウチの社員は大人しくて意見を出さない」

のではなく、

「ウチの会社は社員に意見を出させない風土が出来上がってしまっている」

というのが正しい解釈といえます。





弊社が現状突破のための会議進行(ファシリテート)をする際は、まずこの「意見を出させない企業風土」を軟化させることを心がけています。

その方法を次回から徐々に掘り下げていきたいと思います。



※まだ体系化できていないため、不定期連載になることをご容赦ください・・・。




000「人気ブログランキング」に挑戦中。
今日の順位は何位でしょう??
よければ【こちら】をクリックして応援してください!




 
工務店の売上アップのお手伝い。
ホームページ制作、パンフレット制作、理念づくりならブレークスルーアカデミー