今日は朝から熊本入りしてボランティアに参加してきました。 

私にとってはじめての災害ボランティアだったので、今日の流れを時系列でまとめてみます。
今後現地入りを予定している方の参考に少しでもなれればと思います。



■どこのボランティアに参加するかを選ぶ

現地でのボランティアには民間やNPO主催のものや各市町村が実施しているものがあり、それぞれ活動範囲や受け入れ体制が異なっています。

こちらのサイトで最新の情報をチェックしながら、今回は自家用車がなくても参加しやすい熊本市のボランティアセンターに向かうことにしました。


■ボランティアの登録を行なう

熊本駅から熊本市電(路面電車)に乗って「辛島町」まで行くと、ボランティアセンターのスタッフさんが地下道に誘導してくれます。ここで住所や氏名、電話番号、自家用車の有無、ボランティア保険の加入状況などをチェックされ、ボランティア登録を行ないます。登録が完了すると腕章が発行されます。

私が到着したのが午前9時前でしたが、地下道はすでに登録待ちの人でびっしり。

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ただ運営はとてもスムーズで、20分ほどで登録が完了しました。
その後、ボランティアセンターがある「花畑広場」へ向かいます。


■オリエンテーション

花畑広場に設置されたボランティアセンターでは、ボランティアの心得や注意事項、終了時間などをレクチャーしてくれます。

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その後、被災者の方から寄せられた案件(家の片付け、瓦礫の撤去など)ごとに、参加者とのマッチングを行ないます。
熊本市内は力仕事が必要な業務がほぼ完了しているのか、女性ボランティアの派遣を希望される案件が多かった印象です。

私を含め、ほとんどの男性参加者がこのボランティアセンターでしばらく待機することになりました。

ここでの待ち時間の長さについてはいろんな方がいろんな意見を持っています。
せっかく来たものの依頼案件がなくてそのまま帰宅することも珍しくないようですし、待つこと自体がボランティア活動の一環とも言われているので私自身は覚悟をして現地入りしましたが、基本的にはみんな黙って座って待っているだけ。

県外から来ている人やはじめて参加する人も含めてせっかく同じ志を持って集まった人たちなので、待っている間に参加者同士で自己紹介を含めたコミュニケーションを取れる仕掛けがあってもいいのかなと思いました。



■ボランティア業務

ボランティアセンターで待つこと2時間。11時頃になってようやく市内の方からの2件の案件をこなす4名のチームに配属され、現地に向かうことになりました。

移動には車を使うため、自家用車で来ていて尚且つ他のボランティアを乗せて行ってくれる方と、その他のメンバーというチーム編成になることが多いようです。


私たちのチームの業務は、開かなくなった食器棚の片付けと動いてしまったピアノの移動。

道路に散らばった瓦礫の撤去などの重労働を想定して現地入りしたので少しイメージとは違っていましたが、2つとも高齢者の方からの依頼で、家族の力などではどうしても解決できなかった問題をボランティアに頼んだということで、こちらが恐縮してしまうほど感謝されました。
作業の見せかけの大きさに関わらず、困り事の深さは変わらないんだなと教えていただきました。


業務自体は移動も含め2時間ほどで完了し、ボランティアセンターに戻ると、今日の案件はもうないとのこと。
熊本市での仕事は13時過ぎに終了となりました。

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※ボランティア終了後にチームで撮った写真です。



■益城町へ

本来のボランティア活動ならこれで解散なのですが、せっかく熊本まで来たのでもう少し出来ることを探したいということで、県の職員さんに電話したところ、偶然にも益城町の避難所にいるとのこと。
お手伝いできる仕事が少しあるそうなので、午前中のボランティアのチームリーダーだったT嶋さんに無理を言って、わざわざ益城町まで車に乗せていっていただきました。(本当にありがとうございました!)

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同乗者は、これまた同じチームだった、20代のO瀬さん。
なんと東京から一週間熊本入りし、ボランティアを行なうそうです。
すごいことですね。

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そうして熊本市内から益城町に入ると風景が一変しました。


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多くの家は1階部分が圧壊状態で、瓦礫も散乱。
道路もいたるところに段差ができています。
改めて今回の地震の被害の大きさに言葉を失いました。


瓦礫撤去などのお手伝いをしようかと思いましたが、今日はもう益城町のボランティアの受け付けは終了したとのこと。この状態でスタンドプレーをしても却って被災者の方の邪魔になってしまうので、今日は避難所へ直接伺うことにしました。

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益城町の避難所に到着後は、仮設トイレの雨よけのテントを設置したり、

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荷物の搬入をお手伝したりして、夕方の5時ぐらいまで現地にいましたが、

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正直、益城町や阿蘇地方の復興には、まだまだ時間がかかります。

これからも自分たちにできることをしっかり意識して行動しなくちゃいけないと、強く心に刻んだボランティア活動の一日でした。





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