前回の続きで、「御社の姿を魅力的に伝えるメッセージづくり」を紐解いていきます。


【ワーク②】
御社の特徴を10秒で伝えるメッセージづくり


次に、前回作ったUSPを10秒で伝えられるよう簡潔にまとめます。ここはカンタンです。

上欄はUSPの④を。
下欄にはUSPの⑤を入れます。
ただしこの下欄は、前回の⑤を更に短くまとめてください。

図②



 

【ワーク③】
専門家宣言

次に、御社をその道のプロだと認識してもらうために「専門家宣言」をします。
ここは◯◯すべきである!という強い言葉を意識してください。
ここでプロとして言い切れるかどうかが、御社の魅力を伝える大きな分かれ道になります。

図③の1


①に、ワーク②の下欄に書いた言葉をそのまま記入。
②は、その社会実現のためにはこうあるべきだ!という宣言。
③には「その理由」を書いてください。

図③の2



【ワーク④】
しないこと宣言

そして最後に、「御社の使命を強く印象付けるメッセージ」を作ります。
ワーク③で書いた社会を実現するために「絶対にやらないこと」を3つ書きます。
難しく感じるかもしれませんが、御社の家づくりのこだわりをひっくり返して書くだけです。

図④の1

記入例を元に説明すると、「自ら吟味した材料のみを使っている」のであれば「自ら吟味していない材料は使わない」と書けばOKです。

図④の2


わざわざ否定形に変えるのは、その方が消費者の意識に突き刺さりやすいからです。

「コシのあるうどんを作っています」よりも「コシのないうどんは作りません!」と言った方が印象に残りやすいのと同じです。






これで「魅力を伝えるメッセージづくり」は終了です。
あとは、ワーク②の「10秒メッセージ」と、ワーク④の「しないこと宣言」を、ホームページの目立つところや、チラシの帯部分に入れて伝えていけば、今のままの御社を魅力的に伝えることができます。



・・・と簡単に書きましたが、実際にやると難しいですよね。
 
いざ自分たちのことを書こうと思うと
「いや、そうは言ってもいろんな選択肢があるからな・・・」とか
「お客さんが希望したら違う材料を使うこともあるしな・・・」
といった迷いが出てきた工務店さんがほとんどだと思います。

しかしその迷いこそが、お客さんから見ると「中途半端な工務店」と思われてしまう大きな原因となっていることに気づいていただければと思います。

工務店は家づくりのプロです。
真面目な建築会社にありがちな「遠慮」や「謙遜」は、プロとして選ばれる権利を放棄しているのと同じこと。お客さんの悩み事を解決してあげるためにも、ぐいぐいと手を引っ張っていって、御社の価値観に巻き込んであげてください。


資金的に余裕のない中小工務店は、差別化にやっきになる前に、自社の今の特徴をいろんな角度から伝えきるチャレンジをするべきです。
御社を待っているお客さんは必ずいます。
そのお客さんに、御社の姿を伝えてあげてください。

今回のワークをやってみてうまく書けなかった方や、これでいいのか分からないという方は弊社までご連絡ください
中小工務店の応援されるメッセージ作りをお手伝いします。




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