036情報誌とは顧客フォローのために発行する新聞のこと。
別名ニュースレターとも言われ、建築業界では10数年前から取り組みが活発になってきました。

このブログをお読み頂いてる読者さんの中でも、「現在発行している」方や「過去に発行していた」方がかなり多いのではないでしょうか?

また、自社で作成してなくても「加盟している組織が作成する『季刊誌』なら送ってる」という方まで含めると、【8割以上】の工務店さんが何らかの情報誌をお客さんに送っている(送ったことがある)ように感じます。

そんな工務店さんに話を聞くと、「発行してはいるけど効果が見えない・・・」という方が多い。
だから外部業者に制作を依頼したり、発行自体をやめてしまっていることも珍しくありません。

「情報誌=手間と時間ばかりかかって役に立たない」

という声も本当によく耳にします。


そうですね。
情報誌はもはや使い古された手法ですし、Facebookやスマホといった【新しくて見栄えするノウハウ】の方が新鮮味があって良いですもんね。

ところが、弊社の元気なクライアントさんに話を聞くと「いや~、いろいろやってみたけど一番効果があるのは【情報誌】だね」という声が多いのが現実。

・イベントへの集客が8倍にアップした。
・今まで関係が切れていたオーナーさんが、新しいお客さんを紹介してくれた。
・見込み客から大口リフォームの受注がとれた。

といった景気の良い話も含め、多くの工務店さんが情報誌の効果を実感されています。


そこで今回から「効果の出る情報誌づくりの秘密」をお話ししたいと思います。 


■どんな工務店さんが情報誌を出すべきか


まず、どんな工務店さんが情報誌を出せばいいかについてお話しします。
答えはカンタンです。

1.チラシを打っても集客できてない工務店さん
2.狙ってるお客さんが呼べない工務店さん

この2つに尽きます。

 

 ・少人数の会社だから…
 ・皆が協力してくれないから…
 ・職人系の会社で、文章とか書けないから…
 ・ネタが無いから… 

なんて全く関係ありません。
上記の2つにあてはまる工務店さんは、【何がなんでも情報誌を出し続けてください】。


その理由をお話しします。



 ■チラシの反響率が悪い原因は??

少し前から、「チラシを打ってもお客さんが来ない」という話をよく耳にするようになりました。

理由は主に2つ。

1.モノ余りの時代。何がなんでも新築が必要ではなくなった。
2.御社で家を建てる理由がない。

こんな状況で、「週末、現場見学会やります!」といっても、なかなかお客様は動いてくれません。
動く理由がないからです。

 

 ■お客さんが動く理由のポイントは、「あの工務店がやるなら!」


これまでのようにモノ(建物・イベント)でアピールしても反応がないなら、違う【何か】をアピールしなければいけません。
 
ところが多くの工務店さんが、「モノ以外に、何をアピールすればいいんだ?」と悩んでいます。


確かに難しいですね。

「モノ以外の御社のウリ」。

いったい何だと思いますが?



普段なら、この問いの答えを工務店さん自身に考えてもらうのですが、今回は答えを先に言ってしまいます。

「モノ以外の、御社のウリ」とは

【御社のそのまんま】

です。




…抽象的すぎてよく分からないですね。
例えを出します。
 

 【社長の「そのまんま」】とは?

 ・社長が朝礼で言ってることと、その理由
 ・社長が目指したい会社の未来
 ・社長が子供時代に熱中したこと
 ・社長が悔しかったこと
 ・社長が読んで面白かった本
 ・社長の失敗談
 ・社長のプライベートな話
 ・社長の家づくりにかける情熱
  などなど…


 【会社の「そのまんま」】とは?

 ・大工しか分からないこだわり
 ・現場監督が見た、今日の職人さんエピソード 
 ・お客さんからもらった喜びの声、クレーム
 ・清掃活動の様子
 ・地域活動の様子
 ・今進捗中の建物のヒミツ
  などなど…
 
 
 【スタッフの「そのまんま」】とは?

 ・スタッフの電話の取り方のヒミツとその理由
 ・スタッフが子供時代に熱中したこと
 ・スタッフが悔しかったこと
 ・スタッフが読んで面白かった本
 ・スタッフの失敗談
 ・スタッフのプライベートな話
 ・スタッフの家づくりにかける情熱
 ・スタッフだけが知ってる地元のお店
  などなど…


この「そのまんま」こそが、御社のモノ以外のウリになります。


 「え?そんなものがウリになるの??」

と疑問に思われた方は、過去に御社で家を建てた【お客様の声】をじっくり読み返してみてください。


「なぜ自社で家を建てることに決めたのか?」
という質問に対し、お客様はこう答えているはずです。
 

 「御社のことが信用できたから」。


どのお客様も面白いほど同じような感想を言ってると思います。



この信用というのは、【日々の積み重ね】の上に構築されるものです。

一朝一夕には勝ち取れません。 





■チラシの限界


【日々の積み重ね】の上で構築される【信用】。

この信用をたった一枚のチラシで伝えるのは無理です。
スペースも足りないし、「私はこんなに信用できる人間ですよ!」と言ったところで素直には信じてくれません。
 
 

そこで役に立つのが「情報誌」なのです。


情報誌なら御社の「御社の日常のそのまんま」を効果的に発信できます。

・社長の考え
・社長やスタッフの人間性
・お客さんとの仲の良さ
・建物へのこだわり
・大工さんの意外な人懐っこさ

こうした日常を繰り返し伝えることで「言ってること」と「やってること」の間のギャップがなくなり、信用につながっていきます。

本来なら実際に家を建てたOB施主さんだけしか知らない【信用できる御社の姿】を、まだ見ぬお客さんに対して発信して疑似体験してもらう。



このチラシの見学会に行ってみよう」

ではなく

この会社がやる見学会に行ってみよう」



と思ってもらうことで、チラシやDMの反応率が上がる結果につながります。




そのためには、定期的にお客様の手元に【御社の日常】を伝えられる情報誌が最適なのです。



もちろん、単なる日常の垂れ流しではなく、「そのまんま」を効果的に伝えるテクニックはたくさんあります。